テラ ナーサリースクール 教育理念

現代の子供たちは学習時間が足りません

__昨今、英語を中心に教育についてあれこれ問題となっていますが、教育改革は幼児教育改革から始めるべきだと考えます。
__1947年の教育基本法による6・3・3の学校制度に21世紀の教育をそろそろ当てはめるのは無理が来ているのではないでしょうか。
戦後間もない頃とは日本社会や人々の生活は大きく変化し、子供たちが学習すべき内容も大きく増加しています。にもかかわらず小学校6年、中学3年、高校3年の学校制度は70年近くもそのままです。
週休2日制になった事もあり、公立の学校では授業時間が子供達の学習する内容に対して足りていず、中学で学ぶものを高校に繰り上げたり、また戻したり時間の奪い合いになっていたます。時間が足りず、子供の頭の中は消化不良のままでも、次へ次へと進まざるを得ません。
とりわけ高校ではそれが深刻で、深い内容のものを主要5教科だけでも、3年間で20~23科目履修しなくてはなりません。現実として年間6万人以上の高校生が退学していますが、その主な理由の一つが学業不振ということです。
以上のことから教育改革には時間の確保が大きな鍵となります。
ではその時間をどこから持ってくれば良いのでしょうか?私が提唱するのは幼児期をもっと活かすことです。
幼児期をもっと豊かに過ごすことにより教育全体にゆとりを持てるようになるのです。

学習能力が最も発育する年齢は?

__私は30年間塾長として、そしてこの6年間は英語育脳保育園園長として乳幼児の教育に携わってきましたが、この時期の子どもの能力の発達には誰もが目を見張るものがあります。
乳幼児を持った人は誰でも「うちの子、天才かも」と思われたことが1度や2度はあるのではないでしょうか。
そして私がとりわけ思う事は4歳、5歳、6歳児の能力の高さです。
前述しました通り70年近く前に今の教育基本法ができましたが、70年前と今の子どもたちを取り巻く環境は非常に違ってきています。
情報が溢れるこの時代に育っている子供たちはテレビやDVD、インターネットなどから毎日刺激を受け、昔の幼児よりも能力の発達が早いと実感しています。
色々な物を見聞きして育つため4,5歳にもなると学習する能力は十分に育っています。

褒められるから好きになる教育方法

__一例としまして、私どもは実際に歌やカードを使い子供たちに歴史や科学、地理なども楽しく教えています。
例えば平安時代の歌を歌った後で、空海や坂上田村麻呂の話を1~2分してあげると目を輝かせ聞いてくれます。「てこの原理」もカードを見て歌いながら(支点)(力点)(作用点)と覚えていきます。都道府県名も全て歌でおぼえます。こうすることで子供たちは歴史や地理に興味を持つようになります。
家に帰ってパパやママに坂上田村麻呂の話でもしようものなら、家中の人がびっくりして褒めてくれます。褒められるから好きになる。好きだからもっと興味が湧いてくると言う好循環ができてくるのです。テストもない、評価もない時期に、好きなもの、得意なものをたくさん作ってあげられる事ができます。
この時期を逃してしまうと、大きくなった時に好きでもなく興味もない勉強を強いることになるのです。

__また足し算や引き算の計算も、五二進法の考えを取り入れて教えるため、たった一枚のプリント(裏表で21問)を解くだけで、スイスイできるようになります。(詳しくは別の項目にて解説します)
絵本の一人読みも小学入学までに1000冊を超える子もいます。また英語は国連英検で力試しをしています。
5歳、6歳児ともに今年の11月に受けたpreAコースの80問では年中77問と年長79問正解でした。(開校1年半のため5歳児も1人6歳児も1人です)幼児期をタイムリーに捉え、日本語や英語、形を認識する力、数の計算などを楽しみながら身につけさせる事は彼らが成人して世の中に出た時にもきっと役に立つ能力として成熟しているはずです。

教育の極意とは

__時として早期教育は大人のエゴとして世間の批判を浴びてきました。
しかし本当にそうなのでしょうか。多くの幼保育園では、情操教育と称してほとんど遊ばせっ放しのままです。7歳になると手のひらを返したように勉強に追い立て、読み、書き、計算の基礎学力の定着もそこそこに、子供たちはテストに追いまくられる日々が始まります。興味もなくただテストの点を取るためだけの勉強をしている子供が沢山います。学生たちの毎日は充実しているのでしょうか。
__教育の極意は興味と達成感です。興味を持たせ達成感を味あわせると子供は自ら伸びていきます。情操教育一点張りの幼児教育を見直し、幼児の可能性を模索することが教育改革を成功させるキーポイントになると確信しています。小学1~2年の内容なら6歳になれば十分に学習することができます。そしてそのプログラムが私どもにはあります。
__今までの教育改革と言えば常に中高生ばかりで、幼児に目を向けられたことはありません。何年か前に修学を1年早めようという話はあったように思いますが、立ち消えたのでしょうか。入学を一年早めるか或いは幼保育園で小1の内容までさせるのか、いづれにしてもそう難しいことではありません。
その1年2年の前倒しが中学や高校での時間的精神的な余裕をもたらします。すでに諸外国では、セルビアや中国では幼稚園で勉強が始まり、イギリスやロシアでは4歳から小学校に入学するところもあるようです。
教育改革は幼児教育改革からはじめるべきです。6歳までの幼児期をもっと豊かに育てましょう。幼児期はいわば植物で言えば根の部分です。大地に大きく張った根は地上に大きな幹をのばし、やがて大きな美しい花を咲かせることでしょう。

施設概要

施設名 : Terra Nursery School (テラ ナーサリー スクール)
住 所 : 〒753-0212  山口県山口市下小鯖3950
電 話 : 083-902-5173
開 設 : 平成25年 4月 1日
園児定数 : 30名
開園時間 : 基本時間 9:30~15:00
延長利用 15:00~16:00(有料)
営 業 日 月~金